合金スマホケース、本業を逆転 三重のバイ

17日、男子ゴルフ・三井住友VISA太平洋マスターズ最終日) 節目の10勝目を挙げた谷原は「一つ殻を破れたかな」と自分をほめた. 不規則な風が吹き荒れた最終ラウンド. 後続選手のスコアは激しく動いた. 「中盤が大切だと思っていた. 8~14番を我慢できればいけると」. 無理な攻めを自重し、すべてパーでしのいだ. 1バーディー、2ボギーと凹凸の少ないスコアカードは勝者にふさわしい. 2007年のマスターズを境に、球筋をフェード(右曲がり)から、逆のドロー系に変更して、低迷を味わった. 「ショットのミスでグリーンを外すことが多くなった分、小技は確実にうまくなった」. ナイキ エアフォース1 昨季に続き、平均パット数は目下、ツアー1位. 佐野登】鈴鹿サーキットがある三重県鈴鹿市のお隣、亀山市のオートバイ部品製造会社のスマートフォンケースが人気だ. アルミ合金製で「軽くて丈夫. 質感もいい」と評判. 本業のオートバイ部品の売り上げを上回った. この会社は、1990年に創業した亀山市能褒野(のぼの)町の「ギルドデザイン」. スマホケースの開発は、社員たちの悩みがきっかけだった. 2010年ごろ、社員の3割の10人が米アップル社製の「iPhone(アイフォーン)」を持っていたが、落として画面を割る人が続出した. 新規事業開発推進室長だった松葉真一さん(37)が自分用にアルミ合金を削ってケースを試作すると、ほかの社員も「自分もほしい」と言い出した. 松葉さんは「商品化したら売れるんじゃないか」と考えた.