NYと東京のストリートカルチャーが体感で

NY発セレクトショップ「オープニングセレモニー」渋谷店にて、6月15日(金)から7月1日(日)の期間、NYと東京のストリートカルチャーの今を表現するエキシビション「タグ・プロジェクト/ダニエル・アマズ・ワサー展」が開催される. これは、日本上陸3周年を迎える同店が新たに展開する、NYと東京のクリエイターのコラボレイションを通して多彩なカルチャーを発信する「東京カルチュアル・ネットワーク・プロジェクト」の第一弾となるものだ. エキシビションでは、NYを中心に活動するコラージュアーティスト、ダニエル・アマズ・ワサーの作品が日本初公開されるほか、80年代後期から東京のカルチャーを牽引するアーティスト兼グラフィックデザイナー、スケートシングのオリジナルワークも発表. また、ダニエルのコラージュ作品をプリントしたオリジナルの限定アイテムなども発売される. アクセサリーブランド「chigo(チーゴ)」のポップアップストアが、6月9日(土)から7月8日(日)の期間、東京・南青山のセレクトショップ、valveat81(ヴァルヴィート エイティーワン)にオープンする. 期間中は、「チーゴ」定番のスタッズコレクションより、valveat81別注のブレスレットが登場. スタッズをいぶし加工してよりシックに仕上げたブレスレットは、パンクスタイルを大人っぽく華やかに演出したいシーンにぴったりだ. このほか、新作ジュエリーの受注会も開催されるので、ぜひチェックして. 世界的なヘアスタイリストのヴィダル・サスーンが2012年5月9日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスの自宅において84歳で死去した. ヴィダル・サスーンは1928年ロンドンに生まれ、1954年に「ヴィダル・サスーン・サロン」を開業. ファッション、音楽、アート、建築などあらゆる分野で価値観が劇的に変化を遂げた60年代に、サスーン・カットと呼ばれる斬新なスタイルと確かな技術で一世を風靡した. サスーンは、自身のドキュメンタリー映画ヴィダル・サスーン』の日本公開にあたり、亡くなる直前の2012年4月9日、ロサンゼルスでインタビューに答えた. 「とにかく自分がしていることに対して愛情を注いできました. 好意的な意見を持たない人たちには、考えを変えてやろうと思いました. ミア・ファローの髪型に柔らかいパーマを足したような、新しい髪型を作ったときは、ホテルに2日間こもって、写真家も含めてスタッフみんなで取り組みました. 実はシンプルなことが一番大変で、無駄なものをとにかく省くように髪をカットしていき、本物に迫りました. 女性の首は美しいので、それを隠してしまうのはもったいないと思いました」と、洗ったまま何もしなくて済む「ウォッシュ&ゴー」と呼ばれるスタイリングが生まれた秘密について語った. 建築好きを公言していたサスーンは「建築は私のインスピレーションです. なぜなら髪型でも形やアングルが重要だからです. 安藤忠雄はとても好きな建築家です. そしてイサム・ノグチがシンプルなかたちをクリエイトするのが最も得意な人のひとりだと思っています. 彼は、余分なものを取り除くというシステムを作り上げた」とも語った. 映画『ヴィダル・サスーン』では、現在に至るまで美容界のみならずファッション、カルチャーに変革を与えた彼の人生を描いている. 2012年5月26日(土)より渋谷アップリンク、銀座テアトルシネマ、新宿武蔵野館ほか全国で公開.