姫路第二発電所が緊急停止 関電、復旧に1

米調査会社JDパワー・アンド・アソシエイツが15日発表した2012年版の米自動車耐久品質調査で、トヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」が4年ぶりに首位となった. レクサスは08年まで14年続けて首位だった. しかし、トヨタの大規模リコール問題の影響で、09年から米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)など他社ブランドに抜かれ、昨年は2位だった. 今回の結果は、リコール問題後、品質面でも信頼を回復しつつあることを表している. トヨタ自動車では「トヨタ」ブランドも昨年の5位から3位に浮上し、同じく3位のGMの高級車ブランド「キャデラック」と並んだ. 2位はドイツの「ポルシェ」. ホンダの高級車ブランド「アキュラ」は6位から11位に順位を下げた. 関西電力は2日、火力発電所「姫路第二発電所4号機」(兵庫県姫路市)が故障し、同日午前7時47分に運転を止めたと発表した. この日の関電管内のピーク時の電力使用率(予想)は81%から86%となったが、「安定した需給状況」に変わりないという. 関電は10日ほどで復旧できるとみており、「予定通り進めば安定的な需給状況は保てる」としている. 関電によると、2日午前3時21分にボイラー内の温度上昇を示す警報が鳴った. 作業員が確認したところ、ボイラー内の配管から蒸気が漏れ、水量が減っていることが分かった. 過去の故障例から、運転再開には10日ほどかかるという. この緊急停止で、関電の2日の供給力は約150万キロワット減少. 4号機の出力45万キロワット分に加え、余波で揚水発電も減少するためだ. ただ、今月上旬は、仮に需要が大きく上昇しても、ほかの停止中の火力発電所を再開できるため、需要に見合った供給力は確保できるとしている. 東日本大震災津波で被災した宮城県気仙沼、女川の両漁港に3日、秋の味覚サンマが今季初めて水揚げされた. 北海道沖で取れた計100トン超が入札にかけられ、1キロ200~300円台の値がついた. サンマ水揚げで本州1、2位を争った気仙沼港だが、昨年は被災で全国8位. この日は、津波で沈没して今年7月に新造された漁船が入港した. 気仙沼漁協の村田次男専務は「お互いの復興の第一歩. 涙が出るくらいうれしい」. 女川港は昨季、1日の水揚げを200トンに限っていたが、復旧に伴って今季は400トンまで受け入れられる. 初入港した第8若潮丸(北海道根室市)も震災当時、気仙沼港で火災に遭い、同じく新造された. 震災で通信長を亡くした滝沢輝夫・漁労長(71)は「忘れることはできない」と振り返りながらも「毎日、前進あるのみ」と語った.