明るい年へと獅子が舞う 春節で横浜中華街

中国の旧正月春節」を迎えた23日、横浜市の中華街では、獅子舞が各店を回ってご祝儀をもらう「採青(さいちん)」があった. 爆竹や銅鑼(どら)、シンバルが景気よく鳴り響く中、獅子が勇壮で愛敬のある動きで舞い、商売繁盛や五穀豊穣(ほうじょう)を祈った. 料理店の2階からつるされたご祝儀を2本足で立ち上がってくわえると、通りを埋めた見物人から拍手と歓声が沸いた. 宮城県東松島市仮設住宅の夏まつりに18日、「青森ねぶた」がやってきた. 「同じ東北人として被災地を応援したい」と青森市の有志が企画. 「ラッセラー、ラッセラー」のかけ声に合わせて、ねぶたが練り歩くと、大きな歓声が上がった. 約1100人が暮らす仮設住宅に登場したねぶたは、横4.5メートル、高さ3.7メートルで、本物の約半分の大きさ. 昨秋にも岩手県山田町などでねぶたをひいた「青森じゃわめぎ隊」が、約2カ月かけて製作した. 午後7時前にねぶたに明かりがともり、笛や太鼓の音が響き始めると、会場は訪れた2千人を超す観衆の熱気に包まれた. ねぶたは来月以降、岩手と福島の祭りでも披露される予定.