温暖化、グリーンランドの氷とける JAX

日本の環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加をめぐり、米ワシントンで7日にあった1回目の事前協議で、米政府が「全品目を交渉のテーブルに載せる用意がなければ、交渉参加を認めない」と日本側に伝えていたことが分かった. 民主党が23日午前に開いた経済連携プロジェクトチームの会合で、日本側の見解として、事前協議に出た外務省の八木毅経済局長が明らかにした. 事前協議で日本政府は米側に対し、「日本政府として、全品目をテーブルに載せる」と答えたとしている. TPPに反対する議員らは、これを問題視. 会合は一時、紛糾した. 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の水循環変動観測衛星「しずく」が、グリーンランドの氷がとけている様子をとらえた. その画像から、南部は内陸までとけているなど、融解は広範囲に及んでいることがわかった. 氷床上にも研究者が入り、宇宙からの目と連携して氷の状態を調べる. 温暖化で氷の融解が進むグリーンランド. その氷床を3~9日に観測、JAXA地球観測研究センターが解析した. とけている日数を色の違いで表している. 青色が濃いほどとけている日数が多い. 解析した直木和弘研究員は「南部は標高の高い内陸まで広くとけている」と説明. 同じ期間を調査した2002年以降では、とけていた領域が大きかった02年と07年に迫る広さだという. 「しずく」は5月にH2Aロケットで打ち上げられ、7月に観測を始めた. 野田佳彦首相は11日、首相官邸で記者会見し、被災がれきの広域処理を進めるため、法律を根拠に自治体に受け入れを求める考えを明らかにした. 基準や処理方法も政権が明確に示す. 13日に関係閣僚による会議を立ち上げ、処理を加速させる方針だ. 被災がれきの広域処理は各地で強い反発を受け、3月11日までに全体の6%程度しか進んでいない. 野田首相は「国が一歩も二歩も前に出ないといけない」と強調. モンクレール ダウン レデダウンジャケット メンズィース 「がれきの種類、量を明示した上で、協力をお願いする」と述べた. 被災地以外の都道府県には、災害廃棄物処理特別措置法に基づき文書で正式に協力を要請. 基準や処理方法もこの法律を根拠に定める. すでに表明している財政支援と併せ、自治体の理解を求める考えだ.