北島のライバル、ダーレオーエンが合宿中に

19日に活動期限が迫るシリアの国連停戦監視団が、解散・撤収する見込みになった. 安全保障理事会は活動を再延長する決議案を採択しない方向だ. 政権と反体制派の「停戦」を監視するという当初の目的は内戦激化で果たせず、国連を通じた和平調停の限界が改めて浮かび上がった. 安保理が7月20日に採択した30日間の延長決議では、重火器の使用停止の確認などを条件に再延長を認める内容だった. だが、内戦は激化する一方. 複数の安保理関係者によると、欧米の理事国は任務の終了で結束している. ロシアは継続を求めているが、延長決議案を提出しても、採択に必要な9カ国以上の賛同を得るのは非常に困難な見通しだという. ただし、潘基文(パン・ギムン)事務総長は「監視団撤収後も国連組織がシリアにいれば、利害関係者と有意義な交渉ができる」と安保理に要請している. 欧米理事国は、国連事務局が今後、政権と反体制派の政治対話促進に取り組む連絡事務所を首都ダマスカスに開設するのを認める方向で調整している. ロンドン五輪のエジプト選手団(112人)に配られたバッグなどの支給品が、中国業者が納入した米ブランド・ナイキの偽物だったことが発覚した. 「偽物で十分」とするエジプト五輪委員会幹部の抗弁も物議を醸し、政府が正規品を買い直す羽目になった. AP通信などが伝えた. 発端となったのは、シンクロナイズド・スイミングの女子選手の嘆き. ツイッターや地元ラジオで、「バッグの正面に大きなナイキのロゴがあるのに、ジッパーにはアディダスのロゴ. もらったのは変なものばかりだった」と暴露した.

競泳の男子100メートル平泳ぎの世界王者、アレクサンドル・ダーレオーエン選手(ノルウェー)が米アリゾナ州の高地フラッグスタッフでの合宿中に急死した. ノルウェーの水泳連盟が1日に発表したと、AP通信が伝えた. 26歳だった. この種目の2008年北京五輪の銀メダリストで、昨年の世界選手権(上海)では北島康介選手(日本コカ・コーラ)を破り、優勝している. 今夏のロンドン五輪で200メートルとあわせて3大会連続2冠を狙う北島選手の100メートルでの最大のライバルと目されていた. 報道によると、ダーレオーエン選手は4月30日、フラッグスタッフでの合宿中に、バスルームで倒れているのを発見された. 心臓発作と見られる. 近くの病院に運ばれ、死亡が確認された. 病院の広報担当は、詳しい死因は明らかにしていない.