県立病院医師、26年間兼業で3500万円

愛知県あいち小児保健医療総合センター(同県大府市)の部次長級の男性医師(60)が26年間にわたり民間病院でも診療し、計3500万円の報酬を得ていた. 県の調べに医師はアルバイト行為を認めており、県は31日付で地方公務員法違反(兼業禁止)で停職1カ月の懲戒処分にした. 県の発表によると、男性医師は2009年度まで所属した県心身障害者コロニー中央病院(同県春日井市)に勤務当時、09年3月まで26年間、勤務時間外に同県豊橋市の民間病院で手術や診療を繰り返した. 報酬は1回5万円だった. 医師はコロニー中央病院の先輩医師から紹介されてこの兼業を始め、勤務先には一切伝えなかった. 兼業は「病院内でそれなりの地位になり多忙になった」として辞めたという. コロニー中央病院は、全国有数の心身障害者の専門病院. 染色体異常などを診療する小児内科や脳性麻痺(まひ)などをみる小児神経科などを持つ. 愛知県では04年にも県立病院で別の男性医師の兼業が発覚. 民間病院で手術を繰り返し報酬約478万円を受け取ったとして減給の懲戒処分を受けた. 県は直後に県立病院で兼業の有無を調査したが、今回の処分の件は確認できなかった. 鳥取県米子市美吉で2日未明、木造平屋建ての民家が全焼して焼け跡から女性の遺体が見つかった火災があり、県警は4日、殺人容疑で捜査を始めたと発表した. 煙を吸った形跡がなく、左右の胸の骨が折れていたという. 県警は、女性は住人の角(すみ)好江さん(72)とみて調べている. 捜査1課によると、死因は窒息死とみられ、顔や腹に皮下出血があった. 遺体は台所の近くで見つかった. 角さんは夫(67)と2人暮らしで、夫は年末から介護老人福祉施設に入所していて不在だったという. 県警は何者かが殺害した後、放火した疑いがあるとみて調べている. 現場はJR米子駅の南東約800メートルの住宅街. 小田、バーディー支える強気のパット 男子