死者が溢れる世界で家族を見つけ出せ! ゾ

ボス、月曜は遅刻します Blizzard Entertainmentは、全世界待望の新作『 Diablo III 』のオープンβテストを太平洋夏時間の4月20日正午から23日午前10時にかけて実施する. オープンβテストは負荷チェックをメインに行われ、5種類のクラスをレベル13までプレイ可能. 必要なのはBattle.netのアカウントぐらい. Windows/Macのクライアントソフトのダウンロードはすでに可能だ. というわけで今週末は全部の予定をキャンセルするぜー... と思ったのだが、ちょっと気になる一文も. 韓国のプレイヤーは今回のテストに参加できず、別途行われる招待制のクローズドβテストに台湾、香港、マカオのプレイヤーなんかと参加する形になるようなのだ. ご存知の通り、我が国日本に至っちゃ同様、正式な発売自体がアナウンスされていない状態. アメリカのサーバーにでも接続できれば問題ないんですがね. ひとまずはテストの開始を待つとしよう. 影"によって死した都市を探索せよ! 近年、日本マイクロソフトが夏に開催しているXbox LIVEアーケードのキャンペーン. 2012年は"Xbox LIVE Summer of Arcade ~夏のイチオシ~"として、毎週期待のタイトルを配信していくという内容だ( 詳細はこちら ). その3作目となるタイトル『 DEADLIGHT 』は、8月1日より配信された. パッと見はゾンビゲームに思えるが、果たしてどんな作品に仕上がっているのか. 早速インプレッションをお届けしよう. 本作の舞台は1980年代のアメリカ. ある事件によってゾンビのような"影"がはびこる、死の世界へと化してしまった. 生存者たちが生きる方法を探すなか、主人公のランダルは生き別れた家族を見つけるため、単身で廃墟同然の都市へ足を踏み入れていく. ゲームシステムは、横から見た視点の2D風横スクロールアクション. ランダルはジャンプを筆頭に、壁を蹴って上空へ飛ぶ壁ジャンプ、ダッシュからの体当たりなど、さまざまなアクションを行える. これらを活用して、天然の罠が張り巡らされた都市を進んでいくのだ. 本作は2D視点の横スクロールアクション. 全体的に暗く描かれた、孤独感を際立たせるグラフィックにも注目だ. アニメ調のキャラクターが登場するイベントシーンも. 左のニット帽をかぶったシブいオジサマが主人公. 本作の魅力のひとつは、このジャンプアクションだ. ハシゴから飛んで家の屋根に飛び移ったり、ダッシュしながらの大ジャンプで壊れた足場を突破するなど、ダイナミックなアクションを楽しめる. また建物が崩れ落ちるまえにアクションを駆使して脱出するなど、緊張感あふれるシーンもテンコ盛りだ. このようなプレイヤースキルが要求されるトラップがあると思えば、じっくり考えて解決法を見つけ出す、パズルのような楽しさも味わえる. たとえば序盤のある建物内部では、床の木が腐っていて、うまく破壊できれば先へ進めそうな場所がある. とりあえず上に乗ってみたものの、ウンともスンともいわない. そこで周囲を見回してみると、2階に何やら大きな機械のようなオブジェクトが. これを動かして落下させると、見事木の板が壊れて新たな道が開かれる、という感じだ. 崩れ落ちる足場を素速く駆け抜ける! 緊張感あふれる場面が最後まで続く. 重量物を引いたり押すことが可能. 2階から落とせば、階下の床板をぶち抜けるという寸法だ. 敵である影となるべく"戦わない"戦闘スタイル 都市のいたる所に影が徘徊しており、ランダルを発見すると襲い掛かってくる. この影とのバトルも、本作の緊張感を際立たせるのにひと役買っている. 最初は何も武器を持っていないが、ゲームを進めると斧やハンドガンなどを入手できる. 斧はBボタンで振り回すことができ、数回ヒットさせると影はダウンする. まだ影が生きている場合は、その状態でBボタンを長押しすると、トドメを刺せる仕組みだ. ただし、斧による攻撃を始め、ランダルはさまざまなアクションでスタミナを消費する. スタミナは時間経過で徐々に回復するが、長期の戦闘は不可能だ. そのため、同時に大量の影と戦うのは非常に難しい. せいぜい2体が限界で、3体以上が同時に現れた場合は、斧以外での戦闘方法を探したほうがいいだろう. 少数の敵と戦う場面では、斧でもなんとかなる. ただし、スタミナの残量にはつねに気を配りたい. 体力やスタミナの最大値を上げるアイテムも存在する. 大量の影が現れる場面では、正直逃げるしか選択肢がない. 追いつかれないようダッシュで走りまくれ! 銃器はハンドガンとショットガンが存在し、右スティックで照準を合わせ、Rトリガーで射撃できる. 影の頭を撃ち抜けば一撃で倒せるため、非常に重宝する. ただし、弾薬は少ししか持てず、また入手できる機会も限られるため、ここぞという局面で使用することになるだろう. 上記のように、ランダルの戦闘力は決して高くはないため、影との戦闘を避けて進むことも重要. 敵をバッサバッサと倒すスタイルではなく、先へ進むために必要最低限の敵を効率よく倒す、戦略性を重要視したゲームデザインになっている. 爽快感はあまり味わえないが、主人公の能力と周囲の状況すべてを駆使して敵から逃げる、緊張感バツグンのバトルを楽しめるのだ. 銃は非常に強力で、ヘッドショットを成功させれば影を一撃で葬り去れる. リロードは手動なので、残弾数には注意したい. 戦闘以外で役立つことも. 南京錠を撃って破壊すれば上からハシゴが落ちてきて、先へ進める. 口笛を吹き、漏電している場所に影を呼び込むなど、周囲の環境を利用して敵を倒すことも可能だ. 遺留品や日記から少しずつ見えてくる真実 本作では探索もおもしろい. ロッカーや倒れた人間などに近づくと、歯車のアイコンが表示されることがある. ここでXボタンを押すと、そのオブジェクトを調べられる. たとえばスイッチを調べると、何か仕掛けが作動してトラップを突破できる. このようなゲームの進行に関係するものに加えて、死者の遺留品や日記の一部など、新たな情報を入手できることも. これらはゲームの進行には影響を及ぼさないが、周囲の状況やランダルの心境をうかがい知れるため、本作の世界をより深く知ることができるだろう. いわゆる収集アイテムとしての一面もあるため、すべてを見つけ出す探索の楽しさも味わえるのだ. 歯車アイコンが表示されるポイントを調べることが可能. トラップを突破するほか、さまざまな情報を仕入れられることも. バラバラになったランダルの日記が見つかることも. 彼の心境や家族のことが、少しずつ解き明かされていく. また本作は3つのACTに分かれているが、各ACTにひとつずつ特別なアイテムが隠されており、発見すると以後"ゲーム&ウオッチ"のようなミニゲームを楽しめる. なかなか見つかりにくいポイントに隠されているため、隅々まで探索してみるといいだろう. 懐かしさ満点の、ゲーム&ウオッチミニゲーム. これに関連した実績もいくつか存在する. 謎解きは楽しいがボリューム不足なのは残念 ゲーム後半の難度はかなりのもの. 正確かつ素速い操作が要求される. 基本的なゲームシステムは古典的な2D風アクションのため、とても取っつきやすい. トラップの謎解きもおもしろく、やや高度なアクションを求められるポイントもあるため、突破したときの達成感はなかなかのものだ. モノトーン風味の映像は絶望感が半端なく、敵の強さも相まって、終始緊張感を持続した冒険を楽しめるだろう. 個人的に気になったのは、遠くからの視点が多いため、やや迫力に欠けることと、クリアーまで約2時間前後というボリュームの少なさだ. リトライ時の時間は計測されていないようなので、実際のプレイタイムは4~5時間ぐらいだとは思うが、それでも食い足りなさは否めない. モンクレールモンクレール 店舗 店舗 収集物のコンプリートやタイムアタックを狙うならば、もう少し遊べるとは思うが... . 次回作を作るのであれば、ぜひともボリュームアップに期待したい. 著者紹介 喫茶板東 ファミ通Xbox 360で海外ゲームマニアックス、実績解除愛好会などを担当するフリーライター. ゲーム&ウオッチを遊んでいた当時から、気がつけば30年が経過. 時の流れは早いものですな... . DEADLIGHT (C) 2011 Tequila Works. S L. Microsoft Games Studios and the Xbox LIVE logos are trademarks of the Microsoft group companies and are used under license from Microsoft. All other trademarks and copyrights are properly of their respective owners. All rights reserved.