asahi.com(朝日新聞社): 木村

三役格行司の木村庄三郎(61)=本名・畠山三郎、青森県出身、大島部屋=が初場所4日目の11日、幕内の把瑠都―若荒雄の一番で、若荒雄ともつれて土俵下に転落して負傷、国技館内の相撲診療所で診察を受けた. 協会関係者によると意識はあり、脳振盪(しんとう)とみられるという. CTを撮るために救急搬送された. 大理石のカウンター、ぴかぴかに磨かれた厨房(ちゅうぼう)、純白の服装で出迎えるシェフ. カフェレストランのような店構えだが、実は靴の修理店だ. 大阪・難波の高島屋大阪店にある「アルカ シューキッチン」. 食事を楽しむように待ち時間を過ごしてほしい、という店づくりが話題を呼んでいる. シェフ姿の店員は、足の甲から指先に至るまで計測. 触診や歩行テストで骨格や癖も診断し、最適な足形を再現すると、厨房に見立てた工房で腕を振るう. 待つこと30分. 生まれ変わった靴は、銀色のトレーに乗せられ、カウンター越しに待つ客に渡される. 実際にレストランと間違える客も多いという. 会社員、杉本雛(ひな)さん(30)は「思わずワインを1杯、頂きたくなりました. 出来は完璧です」とほほ笑む. レストラン風の修理店は業界初で世界でもまれという. 同店では靴の販売も行っているが、「飲食の提供はないのでご注意を」(店長). 問い合わせは同店(06・6636・2080)へ. (池田良). 手術で片足を失いながら、残った足と杖でサンバを踊る女性が、カーニバルのシーズンを迎えた南米ブラジルで注目を集めている. 「カーニバルは、喜び. いやなことを全て忘れて、踊りに没頭する年に一度の楽しみ」と目を輝かせる. サンパウロのサンバチーム「マンシャ・ベルジ」に所属するハオネ・チナルさん(19). 8歳のとき大腿(だいたい)骨がんの転移を予防するため、右足を切断. 学校でいじめにもあったが、幼いときから好きだった踊りは諦めなかった. パーティーでもカーニバルでも、杖と片足でリズムを取りながら踊った. 「『こんな所で何をしているんだ』、という目で見られることもあるけど、気にしない」と言う. 1月、サンバチームの花形ダンサーが競うテレビ番組に出演. 優勝は逃したが、出演後、障害がある娘の母親から、「元気をもらった」とメールが来た. マーケティングの会社に勤めながら、高校にも通い、夜はサンバやファンクを踊る. 将来は、女優やモデルになりたい、と夢は膨らむ. (サンパウロ=平山亜理).