裸の男衆、極寒の下で熱気ムラムラ 岩手・

民主党輿石東幹事長は27日の記者会見で、月額約130万円の議員歳費の削減について「ものの順序として出てくる. きちっと応えていかなければならない. いつどこでやるか、これから考える」と述べ、検討する意向を示した. 野田政権は消費増税法案の成立前に「身を切る姿勢」を示すため、国家公務員給与の削減にめどを付けたが、衆院比例区の定数80削減は野党の反対で実現の見通しが立っていない. 輿石氏はこれまで「議員定数削減を片付けてから」と歳費削減に慎重だったが、議員も身を切る姿勢を見せる必要があると判断した. 裸の男と炎のまつり」として知られる岩手県奥州市水沢区、黒石寺の奇祭「蘇民祭」が、29日深夜から30日早朝にかけて繰り広げられた. 早朝には零下12度前後まで冷え込む中、男衆が、御利益があるとされる護符入りの「蘇民袋」を取り合い、無病息災と五穀豊穣(ほうじょう)を祈った. 1100年以上続くとされる伝統行事. 組まれた井桁に男衆がのぼる「柴燈木(ひたき)登り」などが続いた後、クライマックスを迎えた. 極寒の下、下帯姿の男たち約100人が蘇民袋を奪い合った. 境内は、寒さをものともせず終始熱気に包まれた. 見物していた盛岡市の女性(25)は「とにかく寒いけれど、参加者の熱気がすごい」と話した. この祭りは、2008年版のポスターを巡って、JR東日本が「胸毛が嫌悪感を与える」と掲示を拒否したことをきっかけに、全国的な騒動になった.